【医師監修】脱毛すると毛嚢炎(毛包炎)のブツブツができる?予防策・ケア方法

脱毛後に毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる、ニキビのようなブツブツが起きる肌トラブルがあります。
今回この記事では、毛嚢炎の原因や治療法・正しい予防法を紹介します。また脱毛で毛嚢炎が出来る疑問についてもお答えしていきます!
これから脱毛する人も毛嚢炎のリスクを知っておくことで、肌トラブルを軽減することができます。オススメの医療脱毛・脱毛サロンも紹介するので参考にして下さい。
- この記事を監修してくれた先生 -

末原 郁子 先生
所属:いくこ皮フ科クリニック 院長
順天堂大学医学部卒業
皮膚疾患だけでなく、アンチエイジングなどの美容皮膚の分野にも携わる。
HELENA RUBINSTEIN(ヘレナルビンスタイン)コンサルティングドクターとしても活躍中
目次でパッと理解する
そもそも毛嚢炎(毛包炎)とは?
毛嚢炎とは毛穴にある “毛包※にブドウ球菌が感染して炎症をおこす皮膚の病気” のことです。※毛包(もうほう):毛の根っこを包んでいる部分
症状としてはニキビのように赤みが1つだけでることもあれば、あせものように赤いブツブツが数個~数十個できてしまうこともあります。
どちらの場合も基本的に痛みやかゆみはありません。
しかし症状が酷くなると、白い膿が毛穴につまり”白ニキビ”のようになり痛みやかゆみを感じことがあります。
「痛くない赤み=毛嚢炎」というわけではないので、覚えておきましょう。
毛嚢炎ってニキビ・あせもと何が違うの?
毛嚢炎とよく似ていて間違えられやすいニキビとあせも。
ただどちらも毛嚢炎とは別物で、ニキビにいたっては原因となる菌も違います。
種類 | 原因菌 | 炎症の起こし方 |
---|---|---|
毛嚢炎 | 表皮ブドウ球菌 黄色ブドウ球菌 (⇒養分の素は汗) | 毛包が傷つき 感染で発症 |
ニキビ | アクネ菌 | たまった皮脂により、 菌が増殖し発症 |
あせも | 黄色ブドウ球菌 | 汗の管がしまり 皮膚内に漏れて発症 |
見た目だけではどれか分からない場合もあるので、専門医師に相談しましょう。
毛嚢炎(毛包炎)の原因は身近にたくさんある
毛嚢炎になる原因は以下のように身近にたくさんあります。
- カミソリ処理や毛抜きなどにより、毛包が傷ついたとき
- 蒸れたり、湿ったり、汗をかいているとき
- 生理中・慢性疾患・ストレスなど、体調が弱って免疫力が低下しているとき
- アトピーなどの皮膚疾患があるとき
- ステロイド剤を継続して使用しているとき
アトピーの人は、肌のブドウ球菌がふつうの人より多いので毛嚢炎ができやすい体質です。ステロイド剤を続けて使っている方も免疫力が弱くなるため注意が必要です。
またカミソリや毛抜きでの自己処理は、毛嚢炎の原因No.1です。自己処理を行うこと毛包を傷つけるため、毛嚢炎のリスクが高まります。
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毛嚢炎の原因は自己処理の場合がほとんどなので、自己処理を減らすことで毛嚢炎のリスクを抑えることができます。
まだ脱毛に通っていない人は店舗選びの参考に、すでに通っている人は毛嚢炎への取り組みがしっかりしている店舗への乗り換えもオススメです。
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リゼクリニックは毛嚢炎を含む肌トラブルが起きた場合の診察・治療薬が無料なので安心して通うことが出来ます。
現在、毛嚢炎などの肌トラブルを抱え脱毛に悩んでいる人も、無料カウンセリングで詳しいアドバイスや相談が出来ます。
また料金も全身3回の脱毛を毎月3,000円で施術できるプランもあるので、医療脱毛は高くて通えない…と悩んでいる人にもオススメです。
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ドクターサポートあり!衛生環境にこだわったストラッシュ
医療脱毛は照射パワーが強く脱毛効果が高いのがメリットです。しかし人によっては肌刺激が強く感じ、毛嚢炎になる可能性が高くなる場合もあります。
そんな人には照射パワーを少し抑えた脱毛サロンがオススメです。
脱毛サロンには医師がいませんが、”ドクターサポート付き”のある脱毛サロンを選ぶと安心です。
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ストラッシュではドクターサポートがついているので、万が一の毛嚢炎を含む肌トラブルにも適切に対応できます。
またストラッシュは衛生面に徹底しているところもポイントです。
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毛嚢炎(毛包炎)の治療法!放っておいても治らない場合の処置を解説
基本的に毛嚢炎は3~4日ほどで自然に治ります。
そのため「毛嚢炎ができた!」と思ったら、それ以上菌が増えないように肌を清潔に保つことが大切です。
- ベッドのシーツはこまめに交換する
- 毎日寝る前にお風呂に入る
など、普段の生活の小さいことから改善していきましょう。
毛嚢炎をなくしたいからといって潰すのは絶対にNGです。
跡になって残るうえ、原因菌をなくしていることにならないので注意してね。
痛みやかゆみ・しこりがあるときは薬を使うべし
痛みやかゆみ・しこりがあるときは、抗生剤や化膿止めなどの塗り薬での治療が必要です。
効果的な薬としては、主に3つです。
- 抗生物質外用薬(ゲンタシン)
- ステロイド系
- 非ステロイド系
どの薬も副作用が起こる恐れがあるので、薬を買う場合は自己判断ではなく、まず通っているクリニックやサロンに相談するようにしましょう。
1.抗生物質外用薬(ゲンタシン)
抗生物質外用薬(ゲンタシン)は毛嚢炎をはじめ、ニキビやいろいろなできものに効果がある優れものです。
抗生物質なので炎症の原因になるブドウ球菌を退治してくれます。また副作用も少ないので、安全で使いやすいことでも有名。
ただゲンタシンは市販で手に入れることはできないので「どうしてもクリニックに行く時間がない」という方は成分が似ているドルマイシン軟膏がおすすめです。
【ゲンタシン軟膏で起こる可能性がある副作用】
- 赤み
- かゆみ
- 発疹
2.ステロイド系
ステロイドとは人間に欠かせない“副腎皮質ホルモン”というものを人工的に作り出したものです。
塗り薬として局部的に使うことで、炎症やかゆみをおさえる作用があります。
ただ効果が強い分だけ副作用も多いので、お医者さんの指導のもとで使用して下さい。
実際に脱毛クリニックに毛嚢炎の相談をすると、多くのクリニックでこのステロイド系の薬を抗生物質と一緒に処方してもらえます。
用法をきちんと守れば副作用の心配もないので、いち早く治したい人におすすめです。
【ステロイド系塗り薬で起こる可能性がある副作用】
- 皮膚の感染症(毛嚢炎も含む)の悪化や誘発・慢性化
- 毛深くなる(多毛)
- 皮膚の萎縮、薄くなる
- 毛細血管が拡張する
- ステロイドざ瘡(ニキビ)
- かぶれ(アレルギー性接触皮膚炎)
3.非ステロイド系
非ステロイド系とはその名のとおり、ステロイドが入っていない抗炎症剤のこと。
効果が弱いのに、副作用が起こるおそれがあるのでオススメはしません。
ただ安全に使えるので、軽い炎症を起こしている人や肌が弱いお子さんには様子を見ながら使ってみるのもいいかもしれません。
【非ステロイド系塗り薬の副作用】
接触皮膚炎
(発疹、腫脹、刺激感、そう痒、水疱・びらんなど)
薬を塗っても毛嚢炎が治らない場合は皮膚科へ
毛嚢炎は、長くても1週間ほどで治ることがほとんどです。
しかし「しばらくしても症状が治まらない…」場合は、合併症として他の病気を引き起こしている可能性があります。
その場合は放置せずに、皮膚科へ行きましょう。
しかし毛嚢炎ができてるところが陰部(VIO)のときのみは、皮膚科ではなく泌尿器科(ひにょうきか)・婦人科へ相談して下さい。
病院でも塗り薬や飲み薬で様子をみることがほとんどですが、症状がひどい場合は膿やしこりを取り除く場合があります。
毛嚢炎(毛包炎)の予防策は?防ぐために今すぐできること
先述したとおり毛嚢炎の原因は身近にたくさんあるため、誰にでも起こりえます。
しかし毛嚢炎の予防策を知っておくと、毛嚢炎になるリスクを抑えることが出来ます。
ここでは毛嚢炎が出来やすい部位や予防策について紹介します。
毛嚢炎ができやすいのは陰部(VIO)やワキ
毛嚢炎は毛が太い箇所や皮脂腺が多い箇所など、清潔を保ちにくく雑菌が増えやすい部位に出来やすくなります。
- 陰部(VIO)
- ワキ
- 背中
- ふくらはぎ
上記の部位以外にも毛嚢炎は出来るので、正しい肌ケア方法を覚えて毛嚢炎になりにくい美女肌を手に入れましょう。
毛嚢炎予防はこれで完璧!大事な4つのポイント
毛嚢炎の予防に注意すべき4つのポイントは以下です。
- しっかり保湿をする
- 肌を清潔に保つ
- カミソリや毛抜きを使いすぎない
- ストレスをため込まないようにする
上記の予防方法で、脱毛中の毛嚢炎をリスクを抑えましょう。一つ一つ詳しく解説していきます。
毛嚢炎予防1.しっかり保湿する
予防法の中で、とくに保湿は大切です。
毛嚢炎に最もなりやすいタイミングは “カミソリ負けをしているとき”です 。
そのため自己処理後はしっかりと保湿し、毛穴を傷つけたまま放置しないようにしましょう。
肌が弱いデリケートゾーンはワセリンや刺激が少ない保湿クリームを使用して下さい。
サルースがオススメする保湿クリームはアットベリーです。
保湿もしっかり行え敏感肌の人も安心なので、毛嚢炎の予防にオススメです。
アットベリーは肌をもっちりスベスベに、かつ清潔にキープしてくれるため毛嚢炎予防にうってつけです。
また保湿だけでなく、肌の角質を柔らかくしてくれるため肌の黒ずみや肌のぶつぶつにも効果が期待できます。
今なら通常価格6,500円のところ2,980円(税込)で購入とお得に購入できます。お肌の保湿ケアにぜひアットベリーを取り入れてみて下さいね。
毛嚢炎予防2.肌を清潔に保つ
毛嚢炎の原因は毛包に菌が入ることで起こります。そのため毛嚢炎にならないためには、肌を清潔に保つことはとても重要です。
とくに汗をかきやすい時期や、デリケートゾーンなどの蒸れやすい部位も毛嚢炎になりやすいので注意です。
こまめにシャワーを浴びたり、着替えたりすることをオススメします。
毛嚢炎予防3.カミソリや毛抜きを使い過ぎない
脱毛をしている途中も自己処理をしている人も多いと思いますが、カミソリや毛抜きは毛穴を痛めやすく毛嚢炎になりやすいので注意しましょう。
自己処理を行う際は、肌への刺激が他と比べて少ない電気シェーバーがオススメです。
毛嚢炎予防4.ストレスをため込まないようにする
ストレスがたまっていたり体調が悪くなると、免疫力が落ち毛嚢炎になりやすくなります。
- たくさん睡眠をとる
- アロマをたく
- ゆっくり半身浴する
など、免疫力を高め生活習慣を改めることも、毛嚢炎予防の対策です。
毛嚢炎(毛包炎)と脱毛の関係|気になる3つの疑問を解決!
ここでは脱毛と毛嚢炎に関する疑問についてお答えしていきます。
Q1.脱毛するとなんで毛嚢炎になるの?
脱毛は少なからず肌にダメージを与えています。
そのため脱毛をすることで肌をバイ菌から守る力(免疫力)が弱くなるため、毛嚢炎のリスクが高くなります。
毛嚢炎の症状は脱毛のお手入れ後、数日~数週間した頃にでてくることが多いので、脱毛は医療脱毛クリニックや医療提携している脱毛サロンなど肌トラブルをすぐに対応してくれる店舗が安心です。
Q2.サロンのフラッシュ脱毛と医療レーザー脱毛、どっちが毛嚢炎になりやすい?
より毛嚢炎になりやすいのは医療脱毛クリニックで受けるレーザー脱毛と言われています。
その理由は、脱毛サロンの光脱毛よりレーザー脱毛のほうがパワーが強く肌への影響が大きいので、毛包がダメージを受けやくなってます。
しかし医療脱毛クリニックはアフターケアがしっかりしており、適切な対応を行ってくれるので安心して通えます。
Q3.毛嚢炎になったら脱毛はできないの?
脱毛前に毛嚢炎がある場合、多くの脱毛サロン・医療脱毛クリニックでは患部の脱毛はできません。
毛嚢炎の部位を避けて脱毛することになるので、日頃からお肌のケアを丁寧に行いましょう。
毛嚢炎(毛包炎)の原因は身近に!治療法+予防法を覚えておこう
この記事についてまとめていきます。
- 脱毛すると毛嚢炎が起きる可能性がある
- 脱毛以外にも間違った自己処理・免疫力の低下も原因
- 毛嚢炎になってしまっても3~4日で自然に治る
- 予防としてはしっかり保湿して肌を清潔に保つことが大切
- 医療脱毛クリニックは医師・看護師が駐在しており正しい処置をしてもらえる
- 脱毛サロンはドクターサポートがある場所を選ぶ
脱毛で毛嚢炎が起きるリスクはありますが、原因は脱毛だけではありません。
普段から肌を清潔にすることを心がけ、保湿をこまめにするなどケアをしっかり行いことも大切です。正しい肌ケアは脱毛効果も高めますよ。
万が一毛嚢炎になってしまっても、肌をキレイに保って菌が増えないようにすれば、1週間弱で自然に治ります。
それでも気になる症状があれば、通っている脱毛サロン・医療脱毛クリニック、または専門医師に相談しましょう。